【目を瞑るだけで睡眠】目を瞑っても眠れないときはどうすればいいのか?
【目を瞑るだけで睡眠】目を瞑っても眠れないときはどうすればいいのか?
横になっていて目を瞑っていれば睡眠と言えるのか?答えはNOです。
なぜならば、睡眠中にはやらなければならない作業がたくさんあるからです。
横になっているだけでは、目を瞑っているだけでは、疲労がそれ以上広がらないということです。
血液を消耗することを抑えるというだけであって、疲労回復することも血液を作り上げることもできません。
これでは、睡眠と言えないのです。
寝る時間なのに眠れない。これを入眠障害という睡眠障害の状態と言えます。
入眠障害は、寝る準備ができていない状態を表します。寝る準備というのは、
1.副交感神経が働いている
2.呼吸が日中よりもゆっくりしている
3.心拍数や血圧が日中よりも緩やかになっている
4.筋肉が十分に緩んでいる
5.血液が滞ることなく流れることができている
6.余計なことを考えない状態になっている
7.頭寒足熱の状態になっている
このような状況になっている。もしくはコントロールすることができている状態を表します。
寝つきが良く目を瞑るだけで睡眠が取れるようにするための準備は以下の方法でとっていくことができます。
自律神経には日中に中心として働く交感神経と、夜間に中心として働く副交感神経があります。
夜間は睡眠がメインになりますので、副交感神経は睡眠力とも表現できます。
しかし、科学の発展により夜であっても昼間同様の明るさがあり、行動できるだけの環境がそろっています。
そのため、夜外は暗くなっているにもかかわらず、日中同様交感神経を働かせる人が増えてきました。
交感神経が働いている間はいくら横になっても、目を瞑っても睡眠をとることはできません。
2.呼吸や心拍数、血圧などが日中よりもゆっくりしている
交感神経が働いていると、呼吸が浅く、心拍数が多く、血圧が高くなってしまうものです。
なので、横になることで、日中以上に、上記のようなことが起こる人は、まだまだ日中にやり残したことがたくさんある証拠と言えます。
そのため、寝ている場合ではないと身体が休むことを拒絶し、今すぐ働けという指示出しをしているといえます。
そういうことから、寝る前には睡眠に集中できる環境と身体にコントロールする癖が必要になります。
3.筋肉が十分に緩み滞りなく血液を流せるようになっている
血流は、心臓と筋肉が動いている以上止まることはありません。心臓は死ぬまで動き続けてくれますが、筋肉は意識しない限り動くことができません。
無意識でも筋肉を動かせるようになるには、自然な腹式呼吸を身に着け寝ている間も適度に寝返りを打てるようにする必要があります。
そういう意味で、寝るまでの間に、動いていない筋肉や関節を動かしやすい状態に戻してあげ、血流を作れず心臓に負担をかけるような筋肉をつけるなり緩めるなりする必要があります。
4.余計なことを考えない状態で頭寒足熱になっている
仕事熱心だったり、子育てで忙しくしていたり、介護で不安だらけの人は、何かと考え事が多くなります。
けれど、残念なことに、考えすぎて睡眠が取れないと記憶に残らなくなるので忘れものが多くなります。
それでいて、横になっていても目を瞑っていても、考え事が永遠と頭の中を駆け巡っていると体内で最も血液が流れている場所となり、頭寒足熱にいつまで経ってもなることはありません。
そういう意味で、睡眠を取るまでに考え事をしなくていいように、起きたらやるべきことリストをまとめておくことが重要になります。
そうではなく、忘れてはならない重要なことを日中耳に入ってしまっている場合には、忘れてはならないリストにまとめていくことが重要になります。
このように、自分ならではのリストを寝る前までに書き出しておくことで安心して睡眠を取ることができるようになります。
横になっても眠れない。目を瞑っても眠れない。いわゆる入眠障害をどのようにすれば改善していくのかを解説してきました。
ここで、これまで以上にやるべきリストが増えてしまい返って眠れなくなっている人もいるでしょう。
こういう些細なこともすべて紙に書きだす癖を持てるようになると意外なほどスムーズに眠れるようになりますので、ぜひ実践してみてください。