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めまいには鍼治療向き?お灸治療向き?

めまいには鍼治療向き?お灸治療向き?

めまいの鍼灸治療について。

自律神経専門で東京日本橋の茅場町駅から徒歩4分にあるキュアハウス鍼灸治療院では、めまいに対する鍼灸治療でこのような方法で施術しています。


1.鍼治療が適しているのか?お灸治療が適しているのかの質疑応答

めまいは、どのようなタイミングや姿勢で強まったり弱まったりするのか?

これによって、筋肉の力があるのかないのかが判断でき、

筋肉がある場合には鍼治療
筋肉がない場合にはお灸治療


の選択になります。

ただし、

めまいは最近どんどん強くなっているのか?弱くなっているのか?

どんどん強くなっているのであれば鍼治療
どんどん弱くなっているのであればお灸治療

脈診で血液量と脈の強さを診断すると、

血液量が多い場合と脈が強い場合には、鍼治療
血液が少ない場合と脈が弱い場合には、お灸治療


という感じで判断材料をいくつも確認していきます。

なぜならば、めまいの患者さんは敏感に反応する可能性が高いからです。

そして、できる限り早く改善するために無駄な治療をしない方が良いからです。


2.鍼灸治療でめまいを起こすパターンについて

ただし、背骨を支える筋肉が緊張している場合、鍼灸治療で緩む可能性が高いです。

すると、一時的に立ち上がると、背骨が揺れてしまいめまいと同じ症状が出てしまう場合があります。

筋肉が少ない人の特徴なのですが、疲れが溜まっているときにも起きる現象です。

なので、頭を上げたときにめまいを感じる場合には、弱い筋肉を補強する意味で、銀粒やテーピングを貼ることがあります。

これらを貼った瞬間にめまいが止まるので中には

『これだけで十分なのでは?』

と思われる人がいますが、あくまでも前段階の鍼灸治療があって効果を出すための補助テープなので、

『鍼灸治療後の処置だから効果を感じやすい』

ということになります。

ただし、銀粒やテーピングで症状が安定する場合には、できる限り筋トレをしてほしいと思っています。

筋トレして筋肉を今よりも強化できるようになればテーピング類を貼らなくてよくなるからです。


3.病院では絶対に見つけることのできないめまいの原因

ただし、めまいで病院にしか行かない場合には、到底見つけることのできないめまいの原因についてお話しておきます。

なぜならば、このようなめまいが異常なほど多いからです。

しかも、ほとんどのケースで、メニエール病と診断され、何度も病院に足を運び治ることのなかっためまいが、このような原因から急速になっていく事例が多かったりするのです。

1.交通事故の経験はありますか?
むち打ちの経験があれば背骨が揺れやすいのでめまいの原因になりやすいです。

2.捻挫の経験はありますか?
足首や膝の捻挫経験があってもめまいの元になります。

3.睡眠は十分にとれているでしょうか?
睡眠不足が続くと背骨周辺にむくみが溜まります。
筋力で背骨を支えきれなくなるからです。
この場合もめまいを起こします。

4.疲れが溜まっていますか?
疲れが溜まっていると睡眠不足の時と同様の状態になりますのでめまいを起こします。

5.ボキボキ整体を受ける機会はありますか?
ボキボキ整体はほぼほぼ交通事故でむち打ちの経験をしているのと同じ状況になっていることが多いものです。
なので、めまいの治療で整体を受けていても、背骨をボキボキされた段階でめまいは起きやすい状態になります。
ただし、ボキボキ整体を受けた後に何日もめまいが止まっているのであれば、そのまま様子を見ましょう。


このようにめまいの原因は多岐にわたりますので、細かいチェックの上で施術を受けましょう。


まとめ

茅場町に鍼灸治療院を作ったから早16年になりますが、多くのめまいの患者さんにご利用いただいています。

といっても、それほど長期的に通うことはありません。

めまい意外に体調問題があれば通院してもらいますが、めまいの原因さえ明確になれば後は自宅で対応できます。

わざわざ通院するほどでもないのです。

耳石があれば耳鼻科で運動法を教わり簡単に改善できるでしょう。

問題はメニエール病と診断された時です。

基本的には1か月以上薬を飲んでも治らない場合には、アプローチ法を変えたほうが治る可能性が高まります。

あくまでも、めまいは、耳、脳、身体様々な原因で起きます。

耳と脳の問題は病院で治る可能性が高いです。

病院で治らない場合には、ここで取り上げた原因について少し考えると新たな展開が見えてくるかもしれません。