現代社会に多い自律神経の乱れによる腰痛の謎を解明
自律神経の乱れが作る腰痛について。
腰の前には消化器系や泌尿器系の臓器があります。
どちらも
交感神経が働いて食事をとり、副交感神経を働かして消化吸収を促進する胃腸と
交感神経の働きで排尿があり、副交感神経の働きで体内の水分をろ過している泌尿器系。
こういうことから、食事の時間や睡眠時間が狂うと、自律神経の乱れが起こり、各種臓器の働きが乱れそれが腰痛の元になっていることがあります。
1.自律神経の乱れで起こる腰痛は原因が見つかりにくい
内臓の病気であれば病院で見つけてもらえます。
ところが、内臓の問題であっても病気にはなっていない問題で腰痛が起こっている場合もあります。
また体内には常に気が流れていると考えている中医学からすると、陰気と陽気のバランスも重要になります。
陰気が副交感神経、陽気が交感神経と判断できることからも気の問題は自律神経の問題ともいえるのです。
この気のバランスには、脳で考える時間と身体を動かす時間の対比で問題が見えてきます。
2.ストレス社会だからこそ交感神経の働く時間が多い
身体を動かすよりもじっと座ってデスクワークやパソコンを取り扱うことの多い日本人はどうしても腰痛が増えてしまいます。
身体はじっとしているので副交感神経。
しかし、頭は必死に働き時にストレスを感じながらの活動が続き交感神経を使ってしまう。
自律神経は同時に活動しにくい神経なので、こういう使い方をしていると乱れやすくなります。
この辺もバランスを乱すもとになりますし、仕事の時間が長いことで睡眠時間が減ってしまいます。
運動時間も睡眠時間も短く、働きながら何かをつまみながら働くことで交感神経は働きやすい。
これも腰痛の元になります。
3.交感神経過剰で起こる腰痛に効果的な治療方法とは
そういうことも考えると、腰痛治療にはリラックスできるものが求められます。
なので、お灸で腰周辺や内臓の疲れをお灸で取り除いていくと楽になりやすいわけです。
そういうこともあって昭和の動くことが多かった時代には、ボキボキ整体や鍼を深く刺して活性化させる治療が効果を発揮することも多かったのですが、
令和の現代においてはよりリラックスできる腰痛治療が求められるようになっています。
自律神経は常にバランスをとっておかないとどこかに不調を出してしまいます。
そして、圧倒的に交感神経を使う世の中なので、できる限り治療方法は副交感神経を活性化させる方法が重要になってきます。
ストレス社会だからこそ、自律神経の乱れで腰痛も起きやすくなっています。
社会環境、家庭環境などから、腰痛の元になる自律神経の乱れを見つけ出し根こそぎ取り去っていきましょう。